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「働いていないベテランは給料を下げるべきだ!」という主張に、あなたなら何て答えますか?

生活 生活-雑感

先日、会社の若い社員がこんな事を言っていました。

「ベテランのAさんは高い給料をもらっているはずなのに、自分より働いていない。給料の額は、働いた結果で決めるべきなのだから、働いていないベテランは給料を下げるべきだ!」

一言一句そのままではないですが、まぁ、そんなような事を言っていたわけです。

この言葉を聞いて、みなさんはどう思いますか?

そのとおり、と思うか。

いやいや、そうではなくて、こうこう、こういう理由があるんだ、と説明できるような答えを持っていますか。

僕は、この時、「まぁ、そうだなぁ~。」とお茶を濁すようなことを言うだけで終わってしまいました。

言った本人も、明確な答えを求めているわけではなく、自分の意見を主張しただけのようにも見えたのですが、もし具体的な答えを求めてきたら、どう答えていただろう、と、ふと思いました。

さて、ちょっと考えてみます。

 
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実際に話したら、どうなるかイメージしてみた

前提として、ベテラン社員のAさんが、本当に怠けている人で、若手君の主張が正論であるという事にします。

さて、

仮に、若手君に、こう言ったらどうでしょう。

「確かに、Aさんは一生懸命働いてはいないね。なら、結果もでてないし、昇給もしてないんじゃない? もしかしたら、若手君のほうが給料高いかもよ?」

そういうことを言ってるんじゃない!って言われそうですね。

こういう事を言う人というのは、大抵は仕事のできる人です。向上心があり、何事も前向きでどんどん成長していくような人。そういう人だからこそ、結果を出さずに収入を得ていることに腹が立つわけですね。

自分の評価が低いから文句を言っているのではなく、出した結果に対して正当に評価せよ、と。

自分の結果が価値の低いものだったら、その評価も甘んじて受ける、と。

不満があるのは、「正当に評価されていないこと」。

それに不満があるんですね。

 

評価は誰がするもの?

じゃあ、ちょっと方向を変えてみましょうか。

こう言ってみます。

「若手君は、Aさんを評価する立場なのかい? 会社にとって何が利益になるかは経営者だけが判断できる事であって、僕らが決めることじゃないんじゃない?」

さっきよりは説得力があるでしょうかね。

僕らは事業主に雇われているんです。

会社として活動をすることで出た利益の中から、社長本人が、この人にはこれだけの金額を払うと決めた金額を支払っているわけです。直接決めていないケースもあるでしょうが、根っこの部分は社長判断が必ず入っています。

会社経営において、これで良いという判断をもって、それぞれの給与(経費)を決めているのですから、仮に人件費に問題があれば、何かしらの手を打ちます。リストラとか、解雇とか。

Aさんに対して、そうしないでいるということは、経営上、問題がないという判断があっての事です。その判断に対して、経営者でもない僕らがどうこう言うこと自体、おかしいのではないでしょうか。

若手君は、こう言うでしょうか。

それでも納得いきません!

理屈は分かるけど、納得はできないというところでしょうかね。

 

安定収入の対価

もう少しつけ加えてみます。

「自分でやっただけの報酬がほしいのなら、個人で商売や事業をはじめるしかないよ。 若手君だって、それじゃ怖いから固定給の会社で働いているんじゃないかい?」

安定した収入というのは魅力的ですが、逆に言うと、急激に増えたり減ったりしないという事です。ちょっとくらい会社が赤字でも、倒産の危機がくるほどでなければ、給料は下がらないのです。

それに、全ての事業で黒字がでるとは限りません。赤字の事業所だってあるんです。

だとすれば、Aさんは赤字事業所のひとつと思ったらどうでしょうか。そういう事業所であれば、会社が本当に苦しくなった時には、そこからテコ入れがはじまります。そう考えれば、いくらかは納得できないでしょうか。

でも、若手君はまだ食い下がります。

今度は、Aさんの仕事ぶりが、周りの人のモチベーションを下げていると言い始めます。あんな仕事ぶりは規範にならないし、尊敬もできない。だから、注意して行動を改めさせるべきだ、と。

論点がちょっと変わってきました。

 

相手を変えたい

今までは「結果を正当に評価してほしい」だったのが、「Aさんは間違っているから、改心させるべきだ」に変わりました。

どちらが正しいか、なんて事を言い始めると、この話は何も解決しません。若手君視点で考えれば若手君が正しいし、AさんにとってみればAさん視点こそ正しいのです。

相手が間違っていると思うと、相手を変えようとしてしまいます。でも、相手はあなたの思い通りになる存在ではないわけですから、あなたがどれほど願おうが、相手の根本的な考え方なんて変わりません。

解決させる一番の近道は自分が変わること。

でも、それをどうやって若手君に伝えましょうか。

「自分と考え方が違う人を排除していくと、若手君自身もいずれ排除されるよ? だからこそ、自分と違う考えを否定してもはじまらない。一番いいのは、自分がやるべき事に集中することだよ。」

理想論ですね。

綺麗ごとすぎて、これでは納得してくれなさそうです。

これだと、どうだろう。

「その論理だと、若手君も僕の考えとは違うから、無理矢理にでも改心させないとダメになるよ? 僕の考え方こそが正しいんだから、若手君は僕の考えてるとおりに改心しなきゃダメだってことだよ。」

これじゃ納得まではしないかなぁ。

自分は会社に利益をもたらしていますから、とか言うのかなぁ。

うーん。

内容が内容だけに、どんどん深い話になっていきそうです。

 

このまま続けても、終わりそうがないので

そろそろ、まとめに入りますが、

今時点で僕が言えるとすれば、最終的にもっていく結論は2つかな。

  • 「自分でコントロールできない事を考えるより、周りを気にせず、自分がやるべき事に集中したほうが楽だよ。」
  • 「自分が歳をとった姿を本気でイメージすると、受け入れられるようになってくるよ。」

 
僕自身、考え方を変えようとしているところなので、まだその新しい考え方が定着していない部分もあるわけですが、それでもちょっと綺麗事寄りになっちゃってる感じもしますね。

なかなか難しいです。

 

あとがき

  “まよい犬  

頭の体操がてらやってみたのですが、僕自身できていない結論なので説得力に欠けますね。

だからこそ、そういう考え方に変えていってみないかい?という話し方になるのかな。

自分を変えた後なら、もう少し説得力もでてくるんでしょうけれどもね。

みなさんなら、なんて答えますか?