読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

いつもマイナーチェンジ!

普段の生活をほんの少しだけ便利で楽しくする情報を

「嫌われる勇気」という名著。自分を納得させてくれるアプローチが素晴らしい。

その他 その他-書評 生活 生活-書評

img_20150921a

 
僕が「嫌われる勇気」を読んだのは、2014年4月頃。

その時は、こういう考え方もあるのか、という程度でした。

内容にインパクトはあるのですが、ちょっと現実味がないと思ったのです。

でも、ひととおり読んだ上で日々を過ごしていると、何か引っかかるものがあります。

「待てよ.....アドラー心理学ではこう考えるって書いてあったな....。」

読んだ後から、なにかこう、その時のシーンによって本の内容を思い出してしまうのです。

そういった状況が続き、2回目に読んだのが2014年11月頃。

初めての時は、内容のインパクトがありすぎて、「そんなの無理だ」「空想だ」という思いが強かったのですが、一度読んでじっくりと頭の中で熟成させると、内容がスッと入ってきました。

そのくらい衝撃的な内容。

最近読んだ本の中では、ダントツに印象に残っている本なんです。

 

体系的な内容

「嫌われる勇気」の内容が、スッと入ってきた理由。

それは『書いてある内容が全て繋がっていて、辻褄が合っているから』なんです。

自己啓発系の書籍は、たくさん出版されています。

いろいろためになるに内容が書いてあって、これいいな!と思うものもあるでしょう。

でも、それを読んだからといって、自分の行動がそのとおりに変わるかという、そうじゃありません。

例えば、ずぼらな人が、「仕事をきちんとやるには、まずは作業場の整理から!」みたいな事をやろうとしても、1度はやるかもしれませんが、時間が経つとまたもとどおり汚い机になってしまいます。

 

なぜ、元に戻ってしまうのか

ある一部分だけ無理矢理変えようとしても、自分の中に形成された論理に反してしまうからです。

整理整頓を考えた場合、確かにそれをやったほうが規範になるかもしれない。

でも、

「めんどくさい」、

「綺麗にしたって、どうせまた汚れる」、

「そんな時間があるなら別の事をやりたい」、

などなど、「やらない理由」がいくらでも出てきます。

そりゃそうですよ、だって、「やらない理由」のほうがその人にとっては正義なのであって、だからこそやらないで過ごしてきたわけです。

 

別の例えで言うと

例えば、10人集まって遊園地に行くとします。

そのうちの 1人が水族館に行きたい!と、他の9人と全く別のことを突然言い出した。

そうしたら、どうなるか。

「今更なにを言ってるんだ?」

「今から変えられないよ。」

などと、他の9人に説得されます。

9人に説得されたら、やっぱりやめておこうか、ってなりますよね。

だから、何かを思いついても、そう簡単には変えられないのです。

変えようと思ったら、少なくともあと4人は同じ考えを持って、5対5で話し合うくらいじゃないと。

 

4人の仲間を作る

整理整頓をする、というこれだけをピックアップすれば、確かにいいことかもしれません。

でも、「そのイイ事」を自分に取り入れようとしても、今まで生きてきて形成されてきた「自分の論理」と反してしまうので、結局は受け入れられなくなってしまうんです。

それを変えるために9人の中から4人の仲間を作る。

「嫌われる勇気」では、そこから書いてあるわけです。

例えば、アドラー心理学では貢献感という考え方があります。

簡単に言うと、「見返りは何も期待せずに、人に貢献すること自体を喜びとしましょう。」ということ。

この理由をこんな感じで順に説明されいます。

人に貢献すること自体を喜びとしましょう。
→でも、見返りを期待してはいけません。
→なぜなら、他人はコントロールできないからです。
→できないからこそ、見返りがない場合は不満が生じます。
→ですから、自分自身が他社に貢献したという自己満足を喜びにしなければいけません。
→そう思えるためには、人を心から仲間だと思わねばなりません。

 
つまり、書いてある内容について、なぜそうしなければいけないのかという説明がされます。

上に書いた内容ですら、その一部ですから、ここに辿り着くまでにも当然ながら説明があります。

そうすると、話の辻褄が合ってくる。

自分が今まで持っていた論理に対して、また違う別の論理が形成されていきます。

部分的にではなく、話の全体として納得できる。

そうなった時に、「スッと頭に入ってくる」のだと思います。

 

えーと

あれ? これって「嫌われる勇気」の書評だったはずなんですけど。

なんか違う方向になってきました。

まぁいい。

この点が凄いと思っている本なのは、確かですから。

つまり、何が言いたいのかというと、

  • 自分の行動を変えようと思ったら、自分を納得させなければならない。
  • そのためには、部分的に説明してもダメ。全体的に辻褄が合ってないと。
  • 「嫌われる勇気」という本は、そういうアプローチが上手い!

 
そういうことなんです。

 

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

 

あとがき

  kb22icon250x250  

ちょっと風変わりな書評になっちゃいましたが。

僕はこの本に結構大きな影響を受けてます。

行動を変えられるような本って、なかなか少ないと思います。

まだ読んだことがない人は、ぜひ一度読んでみると良いです。

全てを受け入れられない内容かもしれませんが、少なくとも、こういう考え方があると分かれば、他人を理解する際にもとても役立つと思いますよ。

というところで、今日はここまで。

 
今週のお題「人生に影響を与えた1冊」