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「ぼくつま20」を読みました。個人事業や副収入に興味のある方は読むと良いですよ!

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先日、本を読みました。

2015年9月18日に発売されたばかりの新書。

はてなブロガーである和田一郎さん(id:yumejitsugen1)の著書『僕が四十二歳で脱サラして、妻と始めた小さな起業の物語 自分のビジネスを始めたい人に贈る二〇のエピソード』です。

結論から言いますと、会社勤めではなく個人で収入を得たい人は読んでおくと良いです。

この本の内容を取り入れるにしても、そうでないにしても、非常に参考になる事が書いてあります。

 

和田一郎さんのエピソード集

 
この本は、一言でいうと、和田さんが会社を辞める少し前から、現在までの事を要約して語ってくれるドキュメンタリーのようなものです。

そして、この本の一番の特徴は、「普通の個人事業主」について、本当にありのままを書いてくれていること。

スティーブ・ジョブズ氏やビル・ゲイツ氏、などの世界的な起業家の話ではなく、身近にいる個人事業主の話なんです

現実とあまりにかけ離れていると、ひとつの例として部分的に取り入れていこう、くらいにしか読み取れませんが、そうではなくて、もっと身近に感じられるような、なるほど確かにそうかもしれないと思わせてくれるような、そういう距離感を感じる本なのです。

このことについては、和田さん自身も、起業には二種類あると述べています。

 

一つは、いわゆる「起業家」の道だ。
その道を行く者は、世界を変えるかもしれないし、何百万人、何千万人の暮らしを変えてしまうかもしれない。
(中略)
もう1つは、事業の成長よりも優先させるものがあり、どこかで満足する道だ。
家族や仲間に辛い思いをさせたくないと思い、顧客や従業員、取引先、地域社会を大事にし、拡大よりも商売の質を重視して成長を急がない道だ。
僕はそれを、「自分の商売と居場所を見つける道」と呼びたい。

 
和田さんが言うには、前者は普通の人間とは違う人種であり、誰でもがなれるわけではないのに対して、後者は誰でもなれると言っています。

そして、この本は後者に人のために書いた本だ、と。

本の冒頭でも、そう言っているわけです。

だからこそ、

僕をはじめとする、普通の人間には、リアリティのある話なんですね。

 

誰でも稼げる

結局、自営業の先輩が僕に言ってくれた言葉が、最終的に僕の独立への決断を後押しした。
その人はこう言ったのである。
「会社を辞めたって、誰でも食べていくことはできるよ。頭のいい人は頭で、身体の頑強な人は身体で、どちらでもない人は情に訴えて。」
僕の先輩のこの言葉を信じることにした。そして、四十二歳で十八年務めた会社を辞めた。

 
ずっとサラリーマンをやっている僕にとって、この言葉はとても衝撃的な言葉です。

だって、どんな人でも個人事業主になれるよ、と言っているわけですから。

そして、本の著者和田さん自身も、ある条件をつけた上ではそのとおりだと言っています。

ひとつ注意したいのは、和田さんは、聞こえの良い言葉で、夢物語を語っているわけではありません。

誰でもできるけれども、乗り越えなければならないこと、必要なこと、などはたくさんあります。

多くのサラリーマンは不可能と決めつけているけれど、そうではないよ、と言いたいのだと思います。

考えれば、身の回りには、個人事業主なんて珍しい人ではなく、いくらでもいます。

飲食店、整備工場、農家、保険屋さん、などなど。

そういった方たちは、どうやってそこへ辿り着いたのか。

この本を読むことで、そのうちの1つのケースを知ることができるということです。

 

この本をオススメする人

個人事業主をめざす人だけでなく、副業も含めて個人で収入を得たい人です。

もっと言うと、ブログの収益化について感心のあるブロガーにもオススメしたい。

でも、この本には、SEOの事は書いてないし、アフィリエイトやアドンセンスにも一言も触れていません。

それでもなぜ、この本を勧めるのか。

 

つまるところ、ビジネスの核心は「売ること」であり、売ることさえできれば他のことはあとからなんとでも修正できるのだ。

 
結局はこれにつきます。

お金を得るということは、「売ること」なんです。

必ず相手がいて、その人に対して物やサービスを提供することによって、その対価としてお金を貰います。

これはどんな仕事でも一緒です。

その「売ること」について、商売未経験だった人が、どうやって身を立てるものを見つけて育てていったかが書いてある。

ブログだろうと、仕事だろうと、お金を得るっていうことは、人の役に立つことなんです。

どうやったら、自分のスキルを組み合わせて役に立てるか。

そのことについて、とても考えさせてくれるんです。

上記以外にも、僕が気になった文章をいくつか載せておきます。

  • かつて、「売ること」は「外交的で社交的な人」の独壇場であったが、これほどネットでの販売が増えてきた今、逆に内向的で思索的であることが、真の意味で強みになり得る時代になっているのだ。
  • 自分の居場所をつくるためには、もちろん新しい知識を吸収したり、自分の強みをより強化する必要はあるかもしれないが、自分を変える必要はないのである。
  • そのお店がそうやって助けてくれなければ、その後の道行きは相当変わっていたに違いない。思い返せば不思議なことに、困っている時には必ず誰かが手を差し伸べてくれ、今日に至っている。

 
この文章を読んで、ちょっとでも気になった人。

特に、個人でお金を稼ぐことに対して興味のある人。

一度、読んでみるとよいですよ。

単なるハウツー本とは違う「気付き」が得られる本ですので。

 

 

あとがき

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読み始めると止まらなくて、一気に読んでしまいました。

こういう内容を文章としてまとめることができるのも、ブロガーだからこそなのかもしれません。

とても読みやすい本でした。

というところで、今日はここまで。