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SIMフリーカメラ『LUMIX CM1』の3週間使用レビュー! これはRICOH GRを越える最高のスナップシューターだ!

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去年の年末に購入した Panasonic LUMIX CM1 のレビューです。

Androidを搭載したスマホでありながら、1型センサーを積んだ高画質コンデジでもある端末。

おおよそ3週間使って、良い点、悪い点が見えてきましたので。

早速、書いていきます。

 
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良い点

 
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①現存スマホの中でも、頭ひとつ抜けた最高峰の写真画質

これは先日の記事でも書きましたが、CM1 は1型センサーを積んでますので、写真がとても綺麗に撮れます。 言葉にすると簡単に終わってしまいますが、これってかなり凄いことなんですよ。 スマホの中では綺麗だと言われるXperiaよりも更にひとまわり高画質な写真です。

最近のコンデジは小さくなりましたけれども、それでも常に持ち歩くには大変です。 本当に常に肌身離さず持っている物ってスマホくらいしかないのではないでしょうか。 家にいる時ですら、すぐ近くに置いてるはずです。

つまり、CM1 を持つということは、本当にどんな時でもデジカメ並の写真が撮れるということ。 スマホのカメラほど、スナップショットに適したカメラってありません。 決定的瞬間を撮影するのに、これほど有用なカメラは他にないと思います。

コンデジでスナップシューターと言えば、RICHOのGRという超人気機種がありますが、僕は LUMIX CM1 こそ最強のスナップシューターだと思います。
1. 常に携帯している常備性。
2. 撮ろうと思ってから撮影までの時間の短さ。
この2つは圧倒的ですよ。

 
CM1で撮った写真の作例は以前の記事に載せていますので、興味のある方はどうぞ。

 
 
 
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②電源OFF状態から1秒で撮影可能

CM1 には、カメラ起動用のスライドスイッチが付いています。

撮ろうと思ったその瞬間にすぐ撮影できるって素晴らしい。 僕は高級コンデジのLUMIX LX100も持ち歩いていますが、取り回しのいいコンデジとはいっても、ポーチから取り出して撮影できるようになるまで7秒くらいかかります。 電源ONになるにも、3秒くらいかかりますし。

でも、CM1 は取り出しやすいポケットに入れて携帯してますし、そこからサッと取り出して「CAMERAスイッチ」をスライドすれば、その瞬間にもう撮影できます。 「あ、撮りたい」と思った時にすぐ撮れる便利さは、カメラを使っている人なら分かると思います。 最初から撮ろうと思っていれば、カメラを取り出した状態で歩いたりしますから、それでいいのですが、そうじゃない「日常の瞬間的な風景」を撮りたい時はデジカメじゃ間に合わないことがよくあるのです。

通常にスマホカメラにしても、ロック状態を解除するために画面をスワイプする必要があったりしますから、3秒くらいかかるのではないですかね。 物理スイッチひとつでスピーディに起動できるのは、やっぱり便利なんです。

 
 
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③無音シャッターが常時使える

そんなの iPhoneやAndroidでもある、と思うでしょうが、ちょっと待って下さい。 大事なのは「デフォルトのカメラで」シャッター音がしないという事なんです。

シャッター音なしで撮影しようと思ったら、通常のスマホならば、それができるカメラアプリを起動しないといけません。 そして、当然、そういったカメラアプリは、スマホのロック画面から瞬時に起動できません。 瞬時起動は純正のカメラだけですからね。

厳密に言えば、Androidではrootとって無音にできたり、iPhoneでもミュージックアプリを使った裏ワザや、LivePhotoを利用する方法などもあるようですが、面倒です。 何も考えずに、普通の状態でシャッター音がしないのは手間いらずでとても便利です。

瞬時起動できて、シャッター音がしない。
素晴らしいです。

 
★カメラのシャッター音に関しての記事も書いてます。興味ある方はどうぞ。

 
 
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④撮影時の設定変更が簡単

CM1 は基本はデジカメですから、撮影の設定を変更しやすいように作られてます。 僕が写真を撮る際によく変更するのは、①露出、②ホワイトバランス、③絞り、です。 この変更がとても簡単。 なぜかというと、設定変更をコントロールリングとボタンに割り振れるからです。

僕はコントロールリングでホワイトバランス、音量ボタンの+ーで露出、を設定しています。 スマホのように「画面をタップしてスライド」なんて面倒なことをしなくても、物理ボタンでスッと変更できるのはデジカメならではですね。

コントロールリングも音量ボタンも、どちらも機能を自分で決めることができますから、好みにカスタマイズ可能です。

 
 
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⑤RAWファイルも保存できる

スマホでこれができる機種はあまりありません。
というよりも、スマホカメラの画質でわざわざRAW現像する必要もない、というほうが正解かもしれないですね。 CM1 は高画質で撮影ができますから、RAW現像も意味がでてきます。

綺麗な写真を残そうと思ったら、RAW現像って結構大事でして。
逆に、個人的には、これがないカメラだとがっかりしてしまいます。

 
 
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⑥SNSへの投稿が簡単

専用の写真閲覧アプリから、ワンタッチで写真を送ることができます。 特に大したことないんじゃない?って思うかもしれませんが、使ってみると結構便利なんです、これ。

カメラを起動した状態から、ボタンひとつでギャラリーに飛んで、そこからワンタッチでSNSへ投稿、って流れが便利。 Twitterなどで投稿する場合、最初からTwitterを起動していて、「あ、写真投稿しよう」って時は特に使わないんですが。 カメラで写真を撮った後に、そのままTwitterへ投稿って時なんかは、一連の流れがスムーズにできます。

意外と便利なんですよ。

 

悪い点

良い点を書いてきましたが、ちょっと使いにくいところもまだまだあります。
今後の改善も含めて期待しつつ書いておきます。

 
 
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①バッテリーが弱い

内蔵バッテリー容量は 2,600mAh です。
ちなみに iPhone 6s は 1,715mAh、iPhone 6s Plus は 2,750mAh、Xperia Z5 は 2,900mAh です。

数字で見ると結構多いように思えますが、電池持ちはあまり良くありません。 日中ちょっとネットするくらいの用途でも、夕方17時頃には残量60%くらいになってるイメージです。 少しカメラを使いだすと、残量40%になってたりします。

それほどハードワーカーじゃない僕ですらこんな感じですから、外出時に常に使用するような状態だとモバイルチャージャー必須です。 これは多分、カメラを瞬時に起動できるように常時待機状態にあるのが理由のように感じています。

試しに朝に満タン状態で、全く何も使わないで夕方まで放っておいたら、それでも残量70%くらいでした。 iPhone 6 Plusだと、電源さえ入れなければ夜でも普通に残量97%とかですからね。

ここは後継機で改善してほしいところです。

 
 
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②ちょっと重い

重量は 407gです。
ちなみに iPhone 6s は 143g、iPhone 6s Plus は 192g、Xperia Z5 は 154g です。

数字上でも2〜2.5倍くらいありますから、長時間片手で持っているとちょっと重さは感じます。
男性ならそれほど気にしないかもですが、女性は長時間使用だと少し疲れを感じてしまうのではないですかね。

 
 
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③充電ホルダーがない

ホルダーが販売されていないので、充電時には microUSBをその都度挿して充電する必要があります。
一応はホルダー用の端子はあるんですけどね......。
今から発売されるわけでもなさそうですし、地味に不便です。

 
 

④RAWファイルの扱いに時間がかかる

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時間がかかる事が2つあります。

ひとつは、ファイル保存時。
撮影した後、3秒くらい保存時間がかかってしまいます。
続けて何枚も撮りたい時にはちょっと不便です。

2つ目は、RAW現像時。
アプリは「Adobe Lightroom Mobile」という素晴らしいものがあるのですが、写真を1枚読み込むのに30秒くらいかかります。
これが本当に痛い。
僕は写真を撮ってRAW現像する時には10枚とか平気でやりますから、それを全て読み込ませようとすると読み込むだけで5分かかってしまうわけです。
ファイルサイズが大きいのでしょうがない部分があるとはいえ、かなり使い勝手が悪いのです。 RAW現像が面倒になってしまうレベル。

ただでさえひと手間かかるRAW現像ですから、余計なところで時間がとられるのは困るんですよ。 これ、ほんとにどうしようか悩んでます。 Photoshop CCを利用すれば撮った瞬間に自動で読み込みしてくれるようなのですが、月額1,000円程かかるので保留中です。ぐぬぬぬぬ。

 
 

⑤写真の色合いが「画面」と「写真」で違う

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これ、いまだにちょっと困ってます。
Androidの画面の色合いの問題なのですが、液晶画面で見た色合いと、撮った写真の色合いが違うのですよ。

例えば、CM1で撮った写真を Lightroomでホワイトバランスや露出を変えて、Flickrにアップするじゃないですか。 そして、パソコンで写真を見ると、出来栄えが全然おかしい。 トーンカーブを使って結構明るくしたつもりが、全然暗かったり、ホワイトバランスを調整したつもりが、変に黄色っぽかったり。

結局は、Android自体の画面設定によるものなのですが、これがいまいちうまく調整できません。
当然あるんですよ? 画面の設定。
こんな感じで。

 
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でも、これを見ながら、パソコンで表示された写真の色合いと比較して、同じ色になるように調整しても、いまいちピッタリしないんです。 だから、いくらCM1 で編集しても、満足いく色合いにできなくて、結局パソコンでRAW現像するはめになります。
これが凄く面倒。
「Lightroomの読み込みに時間がかかる」のと合わせて、CM1 でのRAW現像がかなりおっくうに感じてしまっています。

このへんをどうするのか、もう少し工夫が必要ですね。

 

LUMIX CM1の存在意義

このデジカメについて、一番の関心事。

それは、約11万円だしてこれを買う価値がどこまであるか?ということでしょう。

スマホとカメラをそれぞれ別に買えば、同じくらいの値段でそれぞれ高性能のものが買えます。

例えば、 SIMフリーの Xperia Z5 32GBは、EXPANSYSで 68,000円。
1型センサーのコンデジ Sony RX100は、Amazonで 37,000円。
合計 105,000円。

しかも、スマホとして比べれば Xperiaのほうがスペックが断然いいですし、カメラとしても RX100のほうがいいです。

意味あるの? と。

ありますよ、意味は。

単純に考えれば、スマホとカメラをひとつにすることにメリットは「荷物が減る」ってことに思えるでしょうが、そうじゃありません。

例えば、僕は基本的に外出時には常にコンデジをポーチに入れて持ち歩いているのですが、そうやってカメラを携帯していてもスマホで撮る時があります。

それは「周りに人がたくさんいて目立ちたくない時」です。

カメラを取り出して構えて撮影すると、どうしても目立つじゃないですか。 コンデジのようなコンパクトカメラでさえ、構えて撮ってると、無音シャッターですら目立ちます。

もっと具体的に言うと、僕の場合は、デパ地下で洋菓子店のショーケースに並んだケーキを撮ったりしたいんですね。 でも、あれだけの人混みの中でカメラを取り出してパシャパシャやるのは抵抗があります。

それがスマホだと全然余裕。

行動として「重くない」んですよ。

街中でカメラを構えてる人は少ないですが、スマホを構えてる人があちこちにいます。

だからなんでしょうね。

つまり、

スマホとカメラをバラバラに持っていては出来ないことが、出来るようになるわけですよ。

この点について、どれだけメリットと感じられるかどうか。

それが、この端末を買うかどうかの判断基準になるかと思います。

 

その他、FAQ的なもの

良い点、悪い点の他に、使う上で気になるであろう事も少し書いておきます。

 

これがあればコンデジはいらない?

いやー、コンデジはコンデジでほしいですね。

厳密に言えば、用途が違いますからね。
サッと撮りたいならCM1 がいいですが、ちゃんと撮りたい時には高級コンデジやデジイチのほうが当然ながら綺麗に撮れます。

写真にそれほどこだわりがない人なら、これ一台で満足でしょうが、そういう人はそもそもこれを買わないでしょう。
これを買うくらいの人は、写真にかなり品質を求めているでしょうから、複数のカメラを使い分けて撮る形になるんじゃないですかね。

 

スマホとして普通に使えるの?

使えます。
レンズが出っ張った特殊な形状ではありますが、それ以外は普通のAndroid端末と一緒です。
スマホとして使うのに、何の問題もありません。

 

レンズの出っ張りは気にならないの? 邪魔じゃない?

意外と気になりません。
ポケットにもスッと入るし、取り出す時にも引っかかったりしません。
机の上に置くと、真っ直ぐには置けませんが、逆に斜めになって画面が見やすくなります。
変にグラついたりもしませんし、全然気になりません。

 

microUSBの蓋は、何度も開け閉めしてたらガバガバになったりしない?

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充電する際には毎日開け閉めしますから、確かにちょっと心配です。
でも蓋自体は今のところ緩くなるようにイメージはないです。
表現が難しいですが、カチッととめるタイプじゃなくて、最初から柔らかい材質なので、摩擦や摩耗が少ないのかもしれません。

どちらかというと、蓋よりもUSB端子の摩耗のほうが心配です。
緩くなったらメーカーに送って交換しかないのでしょうね。

 

スマホケースはどうするの?

一応、いくつか種類は出ているようです。
でも個人的には、このカメラは基本、裸で使うものだと思ってます。

ケースを付けるとコントロールリングが回しにくくなりますし、特にレンズを覆ってしまうタイプのケースだと、写真を撮る際にレンズカバーを開ける必要があったりと、せっかくの俊敏性が失われていしまいます。
パッと撮影できるのが最大の長所なので、そこを劣化させてしまうようなことは本末転倒だと思ってます。

とはいえ、スマホを頻繁に落としてしまうような人は、さすがにケースをつけたほうがいいでしょう。
高価な端末ですから、落として壊したなんて切なくなりますから。

 

ストラップは付けられるの?

ストラップホールはありません。
もし付けようと思うなら、イヤホンジャックを利用した方法が良いようです。

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ただ、これだとストラップが付く場所が逆なのですよね.....。
カメラのストラップは、レンズ側じゃなくて、シャッターボタン側にほしいです。
なので、僕はつけてません。

 

 

おサイフケータイは使えるの?

使えません。
このへんはNexus5などのSIMフリー端末と同様ですね。
おサイフケータイは、基本的に大手キャリアで販売されている端末にしかつかないですね。

 

どこで買えるの?

家電量販店やネット通販で購入できます。
但し、2,000台しか生産されていない限定モデルなので、なくなり次第購入不可能になります。
今現在ならまだ在庫はあるようです。(2016年1月10日現在)

 

総評

さて、いろいろ書いてきましたが。
僕が LUMIX CM1 を3週間使ってみた感想を一言で言うならば、

「スマホは、もうずっとこれでいいわ!」

です。

まだまだ使いにくい点も多くはありますが、それ以上に今までにはない使い方ができるのが非常に気に入っています。

自分が常に肌身離さず持って使う物は、生活の中で何に重心をおいているかで変わってきます。

電話がメインなら、「ネットもできる携帯電話」であるガラケーがいいでしょうし。

ネットがメインなら、「電話もできる汎用端末」であるスマホがいいでしょうし。

僕の場合は、カメラがメインだったので、「電話とネットができるデジタルカメラ」である LUMIX CM1 がベストマッチになりました。

価格はそれなりにしますけれども、SIMフリーの iPhoneと同じくらい。

そう考えれば、まぁアリだと思って使っています。

良い物は高い。

まぁ、しょうがないんでしょうね。
 

▼限定2000台モデル

 
▼量産型モデル(音声通話機能なし)

 

あとがき

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今年は CM1 の後継機も発売されるようなので、その時に新型をほしくなってしまわないかどうかだけが心配ですね。

というところで、今日はここまで。

 

量産型であるDMC-CM10については、こちらで少し触れています