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料理撮影で注意したいポイント。なんでもボカせばいいってもんじゃない。

趣味が食べ歩きの広野です、こんにちは。

僕は一応はカメラも趣味にしているのですが、一番の趣味は何かと聞かれたら「食べること」なものですから、撮る写真も「料理」が多くなってしまいます。

今まで撮った写真も断然料理写真が多いわけですが。

たまに昔の写真を見直していると、思うことがあるんですよね。

「なにこれ、ボカし過ぎ…….。」

料理の写真に限ったことじゃないんですが、ボカせばいいってものじゃないんですわ。

 
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ボカす意味って何?

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高級コンデジやデジイチって、スマホのカメラと違って背景がボケるんです。これが楽しくて、使い始めの頃はなんでもかんでもボカして撮ってまして。

とにかく「ボケていること」が大事で、意味なく多用していたわけです。 だって、そのほうがなんかカッコイイから。

ボケてるとちょっと本格的に見えるじゃないですか。スマホカメラじゃやりにくいですし、パッと見た時に目を引くのは確か。

でもね、ボカす意味を考えずに撮っていると、ただ単にボケて見づらい写真になってしまいます。

一般的に、ボカす理由として一番多いのは何でしょう。それは、

「見せたい部分を際立たせるため」

見せたい箇所にフォーカスを当てて、それ以外の部分をボカすことによって、視線がそこへいきやすくなります。だってボケた箇所を一生懸命見ないですよ。はっきりくっきり写っている部分に目がいきます。

逆に言うと、

本来見せるべき部分がボケてしまっては本末転倒なわけです。

 

ダメな例

まず、僕が昔撮った写真の中から、あまりよろしくない例を挙げていきます。

 
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▲これなんてまさにそう。全体的にボカしすぎて、メインのクリームパンまでボケてしまっています。F値を下げすぎなんです。

 
 
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▲雰囲気だけはありますが、フォーカスが合っている箇所が意味不明。手前の2つの真ん中あたりのよく分からない箇所がくっきりしてます。何を伝えたいのかよく分かりません。

 
 
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▲これはフォーカスの箇所が曖昧。なにを伝えたいのか分かりにくい。文章を添えれば分かるかもしれませんが、逆に言うと写真だけじゃ伝わらない。

 
 
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▲一見良さそうに見える写真ですが、ボカしすぎているため、中心の肉2切れくらいしか見えてません。肉の説明をしたいならOKですが、料理の写真としては失敗の部類。湯気の感じとかはいいんですけどね。惜しい。
 
 

伝わる例

僕が今まで撮った中で、自分の意図が表現できたと思う作例を紹介します。

上手いかどうかはまた別なのですけど、少なくとも見てほしい箇所へ目線がいきやすい写真だと思います。

 
 

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▲ダメな例よりも、少しフォーカスを広くとった写真。肉にもご飯にもフォーカスがあっていて、全体としてのバランスがよく、料理として美味しさは伝わりやすいと思います。

 
 
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▲こういうのは一番分かりやすいですね。あんこは小さいので、フォーカスを当てやすい。こうすればまずはあんこに目がいくはず。

 
 
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▲付け合せの福神漬けを見せたかった。単純で分かりやすくないですか?

 
 
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▲麺が少し太麺だったのを見せたかった。このために箸で麺を少し見えるようにしてから撮ってます。

 
 

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▲パスタの表面のチーズとパン粉のパリッとした感じを伝えたい。アップじゃなくて背景も入れて、少し雰囲気を出しました。

 
 
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▲ドレッシングがかかって水々しい感じ。手前の豆はボケていますが、伝えたい部分は水々しさなので、これはこれでOK。

 
 
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▲カレー部分にフォーカスを当てています。普通のカレールーとは違う独特なビジュアルなので、そこを強調して伝えたく思いました。

 
 
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▲イチゴソースのトロッとした感じ、果肉のジューシーさを伝えたかった写真です。水っぽいソースじゃなくて、ジャムのような感じを伝えたかった。

 
 
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▲フォーカスが合っている箇所は小さいですが、伝えたいのは卵のとろとろ具合なので、逆に全部見せてしまうと目線が安定しないと思います。

 
 
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▲料理全体の写真は、ボカさずに全体をくっきり明るく撮ったほうが美味しそうに見えることが多いです。

 

まとめ:見せたい部分を意識して撮る

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失敗が多かった頃の一番の理由は、「何を伝えたいか全く意識していなかったこと」。

この写真のココを伝えたいっていうのが全くなくて、ただ単に雰囲気だけカッコイイ写真を撮ろうとしていました。

そんなのいちいち考えてられないって人もいるかもしれませんが、考えていないようで、実は意識にはあるんですよね。無意識なだけで。

料理に関して言えば、自分が見て美味しそうだと思った箇所が伝えたい箇所です。

ソースの色?

衣のサクサク具合?

全体の色彩?

何を思うかは人それぞれですが、正解ってないですからね。自分が良いと思った箇所を写真に残すことができればそれでOK。

僕は食べ歩きを趣味にしているので料理写真を例にしましたが、「何を伝えたいか意識すること」は、写真撮影全般に言えることです。

自分はどこを良いと思ったのか。

ちょっと考えてみると、納得できる写真が撮りやすいと思います。