KDDIが「au発表会 2014 Winter」で、VoLTE向けの多人数通話サービス『ボイスパーティ』の提供を発表しました。
既存のサービスとどのような違いがあるのでしょうか。
どんなサービスか
■参考リンク:
auがVoLTE向け多人数通話サービス『ボイスパーティ』発表、相手キャリアを問わず30人まで同時通話 - Engadget Japanese
一番のウリは最大30人までの同時通話との事。
調べてみると、確かにここまでの人数のサービスは見つかりませんでした。
用途としては電話会議を想定しているようです。
確かに電話会議用の機能なのですが、最大のネックは月額基本料と通話料がかかること。
同様のサービスにスカイプのグループ通話がありますが、こちらは最大25人で無料です。
まとめると、
・同時通話は最大30人まで。
・発信元はLTE対応端末が条件。
・受信側は固定電話でも他社携帯・スマホ等なんでもOK。
・月額300円(税抜)
・通話料は発信者のみが全員分を負担。
一応、スカイプの特徴も簡単にまとめました。
スカイプ・グループ通話の特徴
・PC版の同時通話は最大25人まで。
・iPhone版の同時通話は最大4人まで。(最近、対応した機能のようです。)
・基本料無料、通話料無料。
・ネット環境必須。
うーん、こう比べると、やっぱりスカイプのほうが利用価値があります。
新しいサービスの発表ということでちょっと期待してしまった部分はありますが、やっぱり一般向けのサービスではないですね。
■参考リンク:Skype公式「グループ通話の開始(Windowsデスクトップ)」
まとめ
少なくとも、僕の環境ではボイスパーティほどの内容は必要に感じません。
正確には、電話会議が必要ないということなのですが。
昔はやっていたこともありましたが、わざわざ電話で会議する必要があるのか、という
根本的な問題に立ち返り、結局は書類とメールと個別電話で十分ということになりました。
もちろん、必要なところもあるのだと思いますが、ニーズは少ない気がします。
一般向けになるには無料くらいにならないと難しそうですが、そういった趣旨ではないようなのでちょっと残念です。
サービスの向上自体は喜ばしいことではあるので、このことによる別の良サービスが生まれてくればよいなぁと思ったりするのでした。