格安SIMを使えば、スマホの毎月の維持費が2,000円程度で済んでしまいます。
ですが、安く運用できるということは、それ相応の注意点もあるので、改めて説明しておきます。
説明しようと思ったのは
ドコモの公式HPにて『MVNOに関しての問い合わせは受け付けられませんよ。』という告知があったこと。
ドコモ公式HP:MVNO様のサービスをご利用される方へ
ネット上でなにやら言われているようなのですが、どちらにしても、格安SIMを推奨している身としては、メリットだけではなく、デメリットもきちんと書いておいたほうが良いと思い、今回の記事を書いています。
以前にも簡単には書いているのですが、今回はもう少し掘り下げて書いてみたいと思います。
1.キャリアメールが使用できなくなる。
キャリアとの契約ではないのですから、当然ながら「xxxxxx@docomo.ne.jp」などのようなキャリアメールは使用できません。
メールを使いたければ、Gmailなどのフリーメールを利用するなどして、別にメールアドレスを取得する必要があります。
当然ながら、知り合いへメアド変更の連絡をしなければなりません。
また、WEBサービスを利用する際のログインID作成時に、稀にキャリアメールアドレスが必須なところもあります。
2.キャリアからの保証は受けられない。
格安SIMのほとんどはドコモの通信網を借用しているものはありますが、利用にあたってはドコモから直接保証されているわけではありません。
通信速度やVoLTE等のサービスなどは必ずしも保証されていないということです。
もちろん端末に関しても同様です。
例えば、端末はドコモの物のまま、SIMだけ格安SIMへ変えた場合、その使用においておきたトラブルはドコモでは保証されません。
なにかあっても自己責任で対処するつもりでいないと、格安SIMを使うべきではありません。
手厚い対応を望むなら、高い契約料を払ってキャリアと直接契約するべきです。
3.テザリングやおさいケータイなどのサービスも対象外
ドコモの全サービスがそのまま利用できるとは限りません。
問題なく使える場合もありますが、使えない場合もあります。
ですから、使えなかったとしてもドコモへ文句を言うのは筋違いということです。
維持費が安くするわけですから、同様のサービスを求めてはいけません。
ちなみに僕の場合、端末は「iPhone 6 Plus」、契約は「IIJmio」ですが、デザリングは可能です。
4.通信速度も必ずしも保証されない
ドコモの通信網を利用しているからといって、ドコモで公式に発表している通信速度で利用できるとは限りません。
通信速度は、各MVNOでそれぞれ別々に通信速度が発表されています。
また、利用者数が多い場合などは公表している速度がでない場合もあるようで、あえて通信速度を具体的に公表していない会社もあります。
どちらにしても、通信網の所有者であるドコモ本体との直接契約ではないわけですから、最高のパフォーマンスを求めるべきではありません。
まとめ
格安SIMというのは、維持費が劇的に安く済むのでとても魅力的なのですが、安くなるからにはサービスも相応になることを覚悟の上で利用する必要があります。
維持費が安くなって、サービスはそのままなんて虫のいい話があるわけがありません。
利用の際には、少なくとも、最低限の知識を身につけた上で、上手に利用していきたいものです。
そのへんの事を調べようと思えば、いまや簡単に調べられるのですから。