格安SIMの無制限プランが日本通信からも提供されるようです。
提供開始は12/12(金)から。
「ぷらら」、「U-mobile」に続き、大手MVNOでは3社目となります。
早速、僕のオススメである「IIJmio」、無制限プランの「ぷらら」、の3社で比較してみました。
例のごとく、比較表から
b-mobile | ぷらら | IIJmio | |
---|---|---|---|
データSIM月額 | |||
50MB/日 | - | 900円 | - |
100MB/日 | - |
362円/2,361円 |
- |
2GB | - | - | 900円 |
3GB | 1,180円 | 1,885円 | - |
4GB | - | - | 1,520円 |
7GB | - | - | 2,560円 |
無制限 | 1,980円 | 2,759円 | - |
通話付SIM月額 | |||
2GB | - | - | 1,600円 |
3GB | 1,980円 | - | - |
4GB | - | - | 2,220円 |
7GB | - | - | 3,260円~ ※1 |
無制限 | 2,780円 | - | - |
通信速度 bps | 不明 | 無制限:下3M, 上3M それ以外;下150M, 上50M |
クーポン:下150M, 上50M それ以外;下200k, 上200k |
違約金 |
音声通話SIMのみ契約から4ヵ月間以内に解約した場合に8,000円。 データSIMは違約金なし。 |
なし | 12,000円から毎月1,000円減額 13ヵ月目以降なし |
通信容量上限 | なし | プランによる |
クーポンONではなし。 |
オプション | |||
キャッチホン | 200円/月 | - | なし |
留守番電話 | 300円/月 | - | なし |
SMS ※2 | あり | 150円/月 | 140円/月 |
その他 |
特になし |
特になし | 翌月繰越あり クーポンON/OFFスイッチ |
※1 SIMカード3枚のファミリープランです。
※2 通話付SIMでは標準でついています。
※3 二階層定額プラン:30.5MB未満まで361円、30.5MB以上で2,361円。
参考リンク: b-mobile、 ぷららモバイルLTE 、 IIJmio
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b-mobile特徴① 通話付きの通信無制限プラン
一番の特徴は、通話機能付きの通信無制限プランが存在する、ということなのですが、更に料金が安いです。
データSIMで比較しても「ぷららモバイルLTE」の月額2,759円と比べて、779円安い。
なおかつ、通信速度等の制限も設けていません。
ですが・・・・。
これ、大丈夫なのでしょうか。
日本通信の利用者満足度は
「b-mobile」は日本通信が提供しているのですが、この日本通信という会社、MVNOの利用者満足度が低い会社なんです。
参考リンク:
上記の参考リンクは、2014年2月に実施されたもの。
ここで気になるのは、満足度の比率です。
通信品質では、OCNが82%、IIJが82%、BIGLOBEが63.2%、日本通信が48.8%。
通信速度では、OCNが61.2%、IIJが62.8%、BIGLOBEが58%、日本通信が38.4%。
品質と速度の両方で、満足度が低いんです。
この調査結果を見る限りでは、無制限プランを利用できたとしても、満足いく品質で利用できない可能性があります。容量自体は無制限ですが、速度が遅くて使い物にならない時間帯がある、という可能性もあるのです。
それに対して、「ぷらら」は通信速度自体に、あらかじめ3Mbpsという制限を設けています。一部の超ヘビーユーザーが回線を占有して、全体が遅くなるということを回避しているんですね。その結果として最大速度は遅くなりますが、この速度であれば少し遅くは感じるものの、十分実用に耐えうる速度です。
無制限で契約する人は、当然ながらヘビーユーザーが多いはずですので、「ぷらら」のようにあらかじめ制限が設けられていたほうが、全体としての速度は安定する気がしてなりません。
更に、気になる記述が
もうひとつ気になる点が、「b-mobile」の公式ページに以下のような記載があります。
※ファイル交換(P2P)アプリケーション等に制限を設ける場合があります。また、大容量のダウンロード及びストリーミングでの連続通信については、時間帯によって制限をかける場合があります。
これは、無制限といいながら、なんらかの制限がかけられる、と読み取れます。
しかも、条件は一切明言されいないので、注意のしようがありません。
これと同じことが以前に「U-mobile」で聞いたことがあります。
これと同じように、よく分からないうちに謎の利用規制をかけられる可能性がある、ということです。
このあたりは、注意が必要ですね。
b-mobile特徴② 違約金の発生期間が比較的短い
MVNOの多くは、解約時の違約金発生期間が1年です。
最近になって、データSIMに限っては違約金なし、というところも増えてきましたが、「b-mobile」もデータSIMでは違約金なし、かつ、通話SIMでも4ヵ月以内しか違約金が発生しません。
特徴①を考えると、通話SIMはちょっと危険な気がしますが、データSIMであれば、試しに使ってみるのもいいかもしれません。
b-mobile特徴③ キャッチホン&留守番電話がある
これは、この比較記事の定番になってきつつありますが。
「IIJmio」ではこれらはありませんので、ここを重視するのであれば大きな特徴です。
ただし、留守番電話についてはこんな手もあります。
【IIJmioユーザーへ】「FUSION IP-phone SMART」の留守番電話が全く違和感なく使えるという話 - いつもマイナーチェンジ!
で、「b-mobile」はオススメなのか?
正直、あまりオススメできません。
前述したように、データSIMであれば、通信速度が遅いかもしれないことを承知したうえで、試しに使ってみる、というのはアリかもしれません。
でも、やっぱり個人的には、まずは様子見、というのが無難な選択のように思えます。
現状では、無制限プランは「ぷららモバイルLTE」、容量毎プランは「IIJmio」がよいかと思います。
また、ここでは比較してませんが、「OCNモバイルONE」もオススメです。
参考リンク: b-mobile公式HP、 ぷらら公式HP 、 IIJmio公式HP
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あとがき

MVNOはもともとドコモから通信網を借りているわけですから、利用量によって通信品質を維持するのは、なかなか難しいように思われます。
ただし、これまではそうだった、という事も考えられます。
運用しながら、品質も良くなっていくことは十分に考えられますので、どういう選択肢があるか、ということは頭に入れておいたほうが良いですね。
今日は、ここまで。
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