このところ、いろいろ調べている「非接触型ICカード」についてです。
QUICPayコインが届く前に、その使い方を考えるにあたり、気になることがひとつ。
それは、仮に自前の腕時計のどこかに取り付けたとして、それをレジ等のリーダーにかざした時、どの程度認識してくれるのか。
今まではカードでしかやった事がなかったので、リーダーに押し付けて支払いをしていました。
でも、腕時計をかざす時は、リーダーに押し付けようとするとちょっと厳しいですよね。
結構雑な感じでのかざし方になると思うのですよ。
それが、どこまで通用するのか。
QUICPayコインはまだ手元にないので、まずはカードでいろいろ試してみました。
普通のかざし方
まず、カードをリーダーにかざす時、どのようにかざすか。
レジのリーダー画像が用意できなかったので、改札の画像で代替します。
普通のかざし方は、こうですね。
クレジットカードを晒すわけにいかないので、カード画像はヨドバシカードにしています^^;
これが一般的なかざし方だと思います。
では、いくつかのパターンでかざしてみることにします。
①裏返す
全然問題ありませんでした。
ICカードの仕組み上、カード内の磁力線が通ればいいわけですから、理論的にもすんなり受け入れられますね。
想定どおりです。
★ちなみに昨日の記事で、ICカードが動作する仕組みを簡単にまとめています。
②少し離す
今度は、リーダーから少し離してみました。
事前に調べた情報では、この手の読み取り範囲は10cm程度ということでした。
でも、実際にコンビニの支払い時に5回程度やってみると、おおよそ3cmくらいが限度でした。
これは定規をあてて計ったわけではないので、あくまで目測ですが、それ以上離してしまうとリーダーが赤く光って読み取ってくれないような印象です。
でもこれは、逆にこのくらいのほうがいいのでしょうね。
遠くまで読み取ってしまうと、全然関係ない人のカードも読み取りまくって誤作動がおきますから。
レジの前を横切っただけで、他人の支払いをしてしまう、なんて事が起こったら怖すぎます。
③カードケースに入れた状態でかざす
名刺入れに入れた状態でかざしてみました。
これも全く問題なく、普通にかざすのと同じくらいの反応で読み取ってくれました。
ちなみに、こんな感じで収納していました。
クレジットカードは一番内側のポケット部に入れ、その下には名刺を10枚くらい入れた状態です。
つまり、かざした時には、リーダーとカードとの間には、名刺10枚と名刺入れの皮等の遮蔽物がある状態。
このへんの遮蔽物なら全然問題ないということですね。
④縦にかざす
今度は、カードを縦にしてみました。
カードが動作するには、リーダーから発振されている磁力線がカードを横切る必要がありますが、横切りにくくしてみたのです。
結果は、読み取ってくれたり、くれなかったり、半々という印象。
やった回数は5回程度ですが、1回で読み取ってくれたのは2回でした。
でもこれは、ちゃんと検証できたわけではないです。
あまり真剣にやるのは店側に迷惑がかかるので、かなり遠慮しながらの検証になってしまいまして。
でも、まったく読み取ってくれないわけではない、という事までは分かりました。
⑤縦にして揺らす
縦にした状態でカードを回転させるように揺らしてみました。
これは問題なく読み取ってくれました。
完全に縦にするよりも、揺らすことで磁力線がカード内を通りやすくなるのですね。
常に横切ってなくても、一時的にだけでも電流が発生するという事かもしれません。
検証まとめ
今回の結果を見ると、3cmくらいまで近づけさえすれば、結構雑にかざしても読み取ってくれることが分かりました。
さらには、遮蔽物があってもOKです。
ということは、僕が今想定している「腕時計の裏に貼り付ける」方式でも、結構いけそうな気がしてきました。
せっかく腕時計にセットできても、腕時計をリーダーに並行にあてないといけなかったら面倒ですからね。
あとがき

これでようやく、自作のコインホルダを作ってみようという気になってきました。
一応のイメージはあるので、まずは試作版を作ってみることにします。
というところで、今日はここまで。