Apple Watchが最初に発表された時、僕の第一印象は「だっせー!」でした。
Apple製品とは思えないくらい、とにかくビジュアルがかっこ悪く感じたんですよね。
でも、今はどうか。
「四角のほうがいい!」と思ってます。
えらい手のひら返しですが、何故そう変わっちゃったんでしょうね。
あくまで時計として考えていたから
Apple Watchは、なんだかんだ言っても時計だと思ってました。
まず腕時計の機能があって、それに別の機能がくっついているのだ、と。
こう思うのは、今までの時計がそうだったから。
今までは、腕時計って「時間を確認する道具」でしかなかったんですね。
その機能だけに特化してたんです。
時計の文字盤は丸いものですから、それを敢えて四角にする必要もなく、「丸いこと」が自然な形でした。
なので、mono360や、Huawei Watchなどがカッコイイ!と思ったんですね。
これらは、腕時計としてあり続けつつ、別の機能を付加した製品のように思えます。
だからこそ、買う前の印象では、今までの感覚そのままに受け入れられたのです。
ですが、Apple Watchは、ちょっと違うように思えます。
時計がメインなのではなく、「別の何か」に時計の機能がくっついたイメージなんじゃないかな、と。
例えを変えると、スマホがそうですよね。
今まではガラケーという携帯電話が主流でした。
ガラケーはあくまで電話です。
そこに後から、メールできたり、写真が撮れたりと、いろいろな機能がくっついていった。
じゃあ、スマホはどうでしょう。
これは携帯端末です。
この端末でできる機能のひとつに電話があるだけであって、基本は携帯端末なんですよね。
Apple Watchも、同じようなことが言えるのかなぁ、と思うわけです。
名前にはWatchと付いてはいますが、ここまでくると時計ではなく、やっぱり端末なんですよね。
端末の機能のひとつに時計があるのです。
そして、用途はスマホとはちょっとだけ違う。
そんな存在なのではないかな、と。
そう考えると、丸型よりも四角がいい
時計というものに囚われないで考えれば、画面は四角いほうがいいです。
だって、パソコンのディスプレイで丸型ってありますか?
丸いディスプレイじゃあ、文字を表示させても読みにくいだけなんです。
時計としての機能に拘るからこそ四角に違和感があっただけで、端末として考えれば四角こそ自然だと思うのです。
Apple Watchを実際に使うようになって、そう感じはじめると、スマートウォッチの中では一番美しいデザインのように思えてくるから不思議です。
ちょっと前の印象とはガラッと変わってしまいました。
Apple Watch自体は何も変わってないのに。
これ、ほんとおもしろいものです。
視点がちょっと変わっただけで、印象も変わるんですよね。
もし今、Appleからこう聞かれたとします。
「どうだい? Apple Watchは丸型が良かったかい?」
僕の答えは決まってます。
「四角以外、考えられないねぇ。」
あとがき

たぶん、Apple Watchの見た目をダサいと思っている人は多いはずです。
腕時計はアクセサリーのひとつでもありますからね。
でも、「時間」と「アクセサリー」の他に、「別の便利さ」が加わったとすれば、印象も変わってくると思いますよ。
人の感覚ってそんなのモノなのです。
というところで、今日はここまで。