OLYMPUSのコンデジ、STYLUS TG-4レビュー、第4回です。
昨日は夜景を撮ってみたのですが、今日は昼間に公演へ出向いて撮りまくって来ました。
普段はほとんど撮影なんてしないので、勝手が分からず手探り状態でしたが、やってみると結構楽しいものですね。
細かいことは分からないので、まずはオートモードでの撮影。
撮影カメラは、コンデジがOLYMPUS STYLUS TG-4、スマホは Xperia Z3 Compact と iPhone 6 Plus です。
性能比較
機種 | 画素数 | センサー | F値 | ISO感度 |
---|---|---|---|---|
iPhone 6 Plus | 800万画素 | 1/2.6型? | F2.2 | 500 |
Xperia Z3 Compact | 2070万画素 | 1/2.3型 | F2.0 | 12800 |
STYLUS TG-4 | 1600万画素 | 1/2.3型 | F2.0〜4.9 | 6400 |
※iPhoneのセンサーサイズは、はっきりした記載が見当たらなかったので、未確認情報です。
各項目を簡単に説明すると、
画素数が高いほど、キメの細かい写真になります。
センサーサイズが大きいほど綺麗に撮れます。
F値が小さいほど、光を取り込みやすいので、ボケ感を出すことができます。
ISO感度が大きいほど、暗くても明るい写真にできます。
素人の整理なので、もし間違ってたら、ツッコミお願いします <(_ _)>
参考:
- iPhone6・iPhone6 Plus - Apple
- 「iPhone 6 Plus」のカメラ機能を徹底検証! 「iPhone 5s」からココが進化した - ITmedia mobile
- Xperia Z3 Compact 機能 - SONY
- STYLUS TG-4 主な仕様 - OLYMPUS
バラの撮影
写真といえば、大定番の「花」です。
色鮮やかなので、写真の表現力を試すのにちょうどいいんでしょうね。
その中でも、一番ビビッドな赤いバラをターゲットにしてみました。
普段のちょっとした撮影ではあまり気にならなかったのですが、こうやって花を撮ると、コンデジであるTG-4が綺麗ですね。
性能表ではXperiaのほうが良くみえたのですが、細かな設定を変えることでトータルの表現力が上がってるのでしょうか。
特に、花びらの境目がくっきり分かるのが印象的です。
さて、1枚目は普通に撮ってみたのですが、次はちょっと「ボケた」感じを出して撮影してみます。
Xperiaには「背景ぼかし」というモードがあるので、簡単にボケた写真にすることができます。
iPhoneにはそういうモードはないので、被写体に寄って、ボケ感を出してみました。
TG-4はもともとボケているので、そのままです。
バラ本体の表現力は変わってませんが、背景をボカすと、ちょっと雰囲気が出てかっこいいですね。
Xperiaがさすがです。
ただ、左下の葉にもピントが合ったような状態になっちゃてるのが、ちょっと残念。合成の具合が上手くいかない時もあるってことですね。
花壇の撮影
こちらはほとんど違いはないですね。
強いて言えば、空の色合いで、iPhoneがはっきりと雲まで分かるので綺麗に見えます。
TG-4も細かな設定を変えれば、綺麗に見えるのかもしれませんけれども。
噴水の撮影
パッと見は、Xperiaが綺麗に見えるのは、ズームでの倍率が小さいからかもしれません。
表現力という点では、素人には色合い意外の違いは分からないですね。
木の隙間から見た空の撮影
良い悪いは別として、はっきり差がでました。
iPhoneは、かなり暗めで、太陽も丸い光になっており、葉の影は真っ黒です。これはこれで味がある写真。
Xperiaはちょっと中途半端。太陽はかたちが分からないくらい真っ白で、葉の緑は少し分かるくらい色がついてます。
TG-4は逆光でありながら、きちんと葉の表現までされていますね。
どれがいいかは、好みによるかもしれませんが、TG-4は設定を変えれば iPhoneのような写真にもできそうな気がします。(やり方とかは分からず、想像だけの話ですが)
鹿の撮影
これは、違いがさっぱり分かりません。
鹿が動くので、TG-4だけ全然別のレイアウトになっちゃいましたし。
猿みたく走り回るような被写体じゃないと、風景と一緒かもしれませんね。
感想
ざっと撮り比べをしてみたのですが、違いを感じたのは、バラと逆光。
バラの撮影は、ビビッドな色の表現というよりも、被写体に近づいての撮影能力で差がでたような気がします。
逆光については、細かいことはよく分かりませんが、きちんと色が出るのはさすがコンデジ。
TG-4の強みは、「水中撮影」と「超接写(マクロ撮影)」の2つなのですが、こららを含めないで比較した場合でも、やっぱりスマホカメラよりは表現力が高いという事なんですね。
単純に数字の上でのスペック比較では分からないというのが実感できました。
また、それに加えて、写真を撮るという行動をする場合、やっぱりカメラのほうが撮りやすいです。
カメラなら、アプリを起動とかないですし、多少のズームも手軽にできます。
モード変更もダイヤルひとつですぐできるので、簡単です。
コンデジを持ち歩いている状態なら、ほとんどの写真はコンデジにしそうです。
じゃあ、スマホカメラは今後使わない?
これはもうちょっと使ってみないと分からないですね。
僕は食べ歩きが趣味なので、外食した時には必ず料理の写真を撮るのですが、その撮影にはXperiaの「背景ぼかしモード」を使っています。ボケた写真って、雰囲気あって美味しそうに見えるんですよ。
こういうのとか。
TG-4もボカせますけれども、ボケがちょっと弱い。
このあたり、どっちがいいか、しばらく2つのカメラで撮り比べてみて決めようと思ってます。
あとがき

しばらくは、外出する時にはTG-4を持ち歩くことにします。
これから半年後、どうなってるか。
飽きて家で埃をかぶってるか、はたまた高級コンデジに手を出しているか。
でも、
買ったばかりだというのに、まだカメラの比較記事なんかを見たりしているのは危険な兆候です。RX100M3とか買わないよな、大丈夫か、自分?
というところで、今日はここまで。
TG-4の接写(マクロ撮影)については、こちらの記事をどうぞ