タイトルは、僕の尊敬する友人の言葉です。
先日、久しぶりに二人で飲む機会がありまして。
その時に、今の僕についてアドバイスしてくれたわけです。
このブログでは、何度か書いているのですが、僕は1年以上前から、今までの考え方を捨てて、新しい考え方を方向転換しました。
大雑把に言うと、こんな感じになりたい。
- 怒らない。
- イライラしない。
- 上下関係を作らない。
- 楽しさ第一。
- 今を生きる。
細かく言うとまだあるのですがね。
そして、まだまだ全然変わりきれてはいないわけです。
ですけども、
先日一緒に飲んだその友人は、これらの事の多くを既に実践できている凄い人でして。
今目指す方向において、振る舞いがとてもとても参考になるのです。
でも、その方は、生き方について偉そうに講釈するわけでもなく、謙虚なので、他人に大して「こうすればいい。」なんて事は言いません。
でも、先日いろいろ話しているうちに、自分の場合に置き換えて、自分が変わっていった過程を話してくれました。
その友人曰く。
自分も以前は、僕と同じような考え方だった、と
例えば、
「なぜもっと、ちゃんとしないんだ。」とイライラしたり、
時間やルールを守らない人を叱りつけたり、
何度も同じミスを繰り返す人を軽蔑したり、
そんな事をいつも考えていて、毎日とても疲れていたようです。
でも、いつからか、自然とそうじゃなくなったそう。
どうして?
僕からの問いに、その友人はしばらく考えこんでしまいました。
そして、一言いいました。
「たくさんの人と会ったからじゃないだろうか。」
自分一人じゃ変われない
何らかの理由で、今の自分を変えたいと思っても、なかなか変えられるものではありません。
でも、結構簡単に変われる時ってあるんです。
例えば、好きな人ができた時。
その人から好かれようとして、オシャレしたり、笑ってみたり、相手の趣味を勉強してみたり。
そういう時、人は周りもびっくりするくらい変わる時があります。
つまり、
人を変えてくれるのは、人なんですね。
「変えてくれる」というのは語弊があるかもしれませんが、誰かの影響を受けて、人って変われるんです。
逆に言うと、今現在身近にいる人との交流だけでは、今までどおりで何も変化はありません。
新しい出会いこそが、自分を変えられるのです。
友人の話
その友人は、続けて言いました。
「一度、無理矢理、懇親会に出席させられたのが、最初だったかもしれない。」
それまでは、その友人は、見ず知らずの人がいる交流の場に行くのを嫌っていたようです。
そういう場所へ行って、よく分からない人たちといるくらいなら、会社で実務をこなしていたほうが有意義だ、と。
でも、何度か、そういう交流会に無理矢理出席させられているうちに、ある事に気づいたのだそうです。
初めての人と会うと、身近にいる人とは違う「気付き」がある。
初めての人だからこそ、いろいろ気を遣うし、失礼があっちゃいけないし、なぁなぁに接するわけにもいかないし。
今まで身近な人に甘えていたような事は一切通用しません。
その結果、怒られたり、嫌味を言われたり。
逆に、褒められたり、感謝されたり。
身近な人からは敢えて言われないようなやりとりがあり、人の数だけそのパターンがあるのだそうで。
そういう「気付き」は、会社に篭って残業していては絶対に感じることはできません。
残業の2時間は、後から振り返っても何をしていたか分からない2時間ですが、交流会で印象に残った「気付き」があったとすれば、とても貴重な2時間になるのだと、その友人は話していました。
なので、以降、その友人は積極的に会社の外に出るようになったのだそう。
そして、そのことで更に、いろいろな考え方を持った人と触れ合い、これまでの自分の視野の狭さに気付かされていったのだと言います。
簡単ではないけれども
人が変わるって、簡単なことではありません。
でも、だからこそ、最初のとっかかりが難しい。
どこからどうして良いか分からないものです。
そんな時に、今回聞いた友人の言葉は、僕にとって非常に参考になる言葉でした。
僕は事務系の仕事なので、そう頻繁に新しい人と会うタイミングを作りづらくはあるのですが、ひとつ道を作れば、そこからパタパタと道が開けるケースもあるかもしれません。
まずは、アンテナをはりつつ、そのタイミングを逃さないように意識していこうと思っています。
あとがき

この話自体も、人と会うことで得られた「気付き」です。
これひとつだけでは小さなことですが、こういった事がいくつも続いてあるとすれば、確かに自然と方向転換できるのかもしれません。
簡単なことのようで、改めて聞くと、なるほどなぁと思った内容なのでした。
というところで、今日はここまで。