さてさて、先日の続きです。
とりあえずは明るいうちに現場の下見をしてみようとウロウロしてみたのですが、まずはやるべき事がひとつ!
それは、
『光る前のホタルを撮ること。』
少し前に放送していた「怒り新党」で、プロカメラマンの小原玲さんが、そこからやるべきだと言ってました。
では、やらねば!
でもですね。
これがなかなか見つからない。
だって素人ですしね。
その上、鑑賞エリアは歩ける道が決められていて、中を自由には歩き回れません。
あくまで道に沿って探さないといけません。
これがキツかった。
でも、探すこと30分。
ようやく見つけた〜、と思ったのですが、これってホタルじゃないかも?
赤い斑点みたいのないし。
でも、もう遅い。
ホタルじゃないにしても、もうこいつでいいです。
というか、まともに撮るのにも、これまた時間がかかった。
これ、オートフォーカスだと全然ピントが合わないんですよ。
どうやってもピンボケばかり。
なので、マニュアルフォーカスで合わせるのですが、風で揺れるものだから、なかなか上手く合わせられません。
もう素人丸出しですね。
しかも、「いけるかな?」と思ったあたりで、蚊がブ〜〜〜ンって寄ってきます。
これがうっとしいのなんの。
この1枚をなんとか撮った時も、人差し指にとまって血を吸われるのを我慢しながらの撮影。
吸われるのを目の前で見ながら、放っておくのって、キッツイですね (ToT)
だって、払っても払っても、ピントを合わせてる最中に次から次へ寄ってきますから。
キリがないのですよ。
ただひとつ助かったのは、ずっと黙って動かずに同じ葉にとまってくれていたこと。
しょうがないから素人に付き合ってくれてる大人の対応に感激しました。
こちらは、ホタルが全然見つからない時に、とりあえず何でもいいやと撮ってみた写真。
やっつけで撮ったので、なんの虫かも分かりませんね。
真ん中の黒いのが、「なんかの虫」です。(なんのこっちゃ)
こちらは、鑑賞エリアのある道路脇に置かれていた看板。
車のライトも遠慮してください、って凄いですねぇ。
でも実際、鑑賞エリアにいると、ちょっとした光がとても明るく感じました。
確かに車のライトで照らされたら、眩しくてホタルが見えにくくなりそうです。
いろんな配慮があるのですね。
さて、とりあえずは現場の事前確認もしたし、暗くなるまでやることがなくなりました。
なので、温泉施設の中をブラブラしながら、ちょっと休憩です。
飲んでたのは、いろはすのハスカップ味。
これって北海道限定だったんですね。
あとで調べて分かりました。
いろはすで一番好きなのはアロエなのですが、これもこれで美味しいんですよね〜。
amazonでも買えるようです。
いよいよ撮影へ
これで19:45くらい。
まだあたりが見える暗さです。
脇のロープには、青色の電球が付けられていて、道が分かるようになってます。
近づいて撮ると、こんな感じ。
うーん、あまり上手く撮れませんでした。
そして、道にそってズンズンと中に入っていったのですが、まだほとんど光ってませんね〜。
ほんとにいるの? って感じだったのですが。
歩いてたら、足元に光を発見!
ホタル、イターー!
はい、これがホタルです!(おい)
記念すべき「夜のホタル1枚目」。
うっはー、なんという説得力のない写真でしょうか。
本当にホタルなの?と言われても反論できないレベル。
でも、記念の1枚なので、隠さずに晒してみました。
はい、2枚目〜!
もう、印をつけないと分からないレベル。
うはー。
ホタル撮影、むずい! むずすぎる!
さて、ここからは、とりあえずズバズバ貼っていきますよ。
いやぁ〜、もう全然ダメダメですね。
なんの知識も持たずにやると、こうなるという見本のような結果に。
これですね。
当日は、よく分からないまま、とにかく撮影してたのですが、致命的な知識不足があったんです。
それは、
『夜の暗闇では、オートフォーカスが効かない』ってこと。
だって、真っ暗ですからね。
どこにフォーカスを合わせてよいのか、カメラ側でも判断できないわけですね。
なので、光っているホタルに向けて撮影しても、ピントが全然合わずにボケボケの写真になっちゃうんです。
これを知ったのは、この撮影が終わって家でいろいろ調べた時。
いやいや、無知とは怖い。
撮っている時は、「このカメラじゃ暗闇は撮れないのかな?」なんて、カメラのせいにしてたのですが、とんでもなかった。
単に僕の撮り方が悪かっただけという、ね。
このあたりは、スローシャッターも含めて、別途検証してみたので、後でまた記事にします。
初めてのホタル撮影の感想
まだ時期がちょっと早かったのか、飛んでいたホタルは全然少なかったのですが、それでもとても綺麗でした。
行ったのが日曜の夜だったせいか、人もそれほど多くなかったのも良かった。
まぁ、それでも30人くらいは来てましたかね。
先日の記事では、「ホタルが逃げるので静かにしなければいけない。」という事前情報だったのですが、静かどころかうるさいくらいでした。
若いカップルが1組いた以外は、ほとんどがご年配。
ツアーグループのような団体さんがいて、そこのばーちゃん達が喋る喋る。
懐中電灯でも普通に辺りを照らしまくるし、ホタルを捕まえようするし、もう大活躍だったのですが、まぁ、田舎だとそんなものかもしれないですね。
変に暗黙のルールに縛られて、ピリピリしてるよりもずっといいかも、と思ったり。
他の場所も、こんな感じなのであれば、かえって気兼ねなく撮影できそうです。
よーし、リベンジするぞー!
あとがき

結果は散々なものになっちゃいましたが、現場で四苦八苦したらからこそ、少し前に進めました。
次回はいくらかマシな写真が撮れるとは思います。
たぶん、ですけれども。
というところで、今日はここまで。