僕も利用している格安SIMの IIJmio が、最近、全国のイオンでMNP即時開通ができるようになりました。
正確には、2015年7月17日(金)から。
これまでは、即時開通させるためには、ビックカメラ提携の「BIC SIMカウンター」にて手続きする必要がありましたが、いかんせん店舗数が少なく、利用範囲が狭かったんです。
それが、今回のサービスにより、ほとんどのイオンで手続きできてしまう。
これは、またまた他のMVNOとの差が開いてきた印象がありますよ。
格安SIMって?
かなりメジャーになってきた格安SIMですが、まだ知らない方のために、すこしだけ説明を。
格安SIMとは、ドコモや au といった通信キャリア同様に、スマホや携帯の通話&通信サービスを提供してくれるものです。
通信速度は少し遅いものの、維持費が半分くらいになるのと、2年縛りがなくなるのが特徴です。(ほとんどの格安SIMサービスは1年経過後はずっと解約金が発生しない)
僕もソフトバンク時代は、スマホの維持費が月10,000円くらいでしたが、格安SIMにしてからは、月6,000円くらいに減ってます。(iPhoneの端末代を含めて計算してます)
端末代を入れなければ、毎月2,200円くらい。
スマホのヘビーユーザーでもない限りは、とってもお得なサービスなのです。
もう少し詳しく知りたい方は、過去記事をご覧になってみて下さい。
導入のネックだった、通話不能期間
スマホの維持費が劇的に安くなる格安SIMですが、ネックだったのが、MNP(携帯電話番号ポータビリティ)の手続きに3日〜1週間程かかってしまうことでした。
僕も最初の契約の際には、3日程度、電話が使えない期間がありました。
でも、これはもう過去の話になっちゃいましたね。
イオン店舗に出向いて手続きすれば、その場で完了してしまうわけですから。
他のMVNOでも、実店舗で即日MNPできるところはありますが、イオンのような全国規模の店舗での展開はあまりされてません。
結構なアドバンテージじゃないでしょうか。
参考記事: 「IIJmio音声通話パック for イオン」MNP即日開通受付開始のお知らせ - IIJmio
「BIC SIM」か「IIJmio」か
これまで、IIJmioでの即日MNPといえば、「BIC SIM」でした。
「BIC SIM」とは、ビックカメラとIIJmioが提携した格安SIMのサービス。
品質は本家の IIJmioを変わらずに、『無料Wi-Fiスポット』の利用ができる上に、実店舗である「BIC SIMカウンター」があるエリアでは、即日MNPまでできるというのがメリットでした。
今回、本家の IIJmioが「全国のイオンで即日MNP可能にした」ことで、MNP手続きに関しては、本家優位となりました。
(2015年7月21日現在、BIC SIMカウンターは全国32店舗、イオンでIIJmio手続きができるのは全国209店舗。)
どちらの選択肢もある地域であれば、当然ながら、無料Wi-Fiが付く BIC SIMが良いでしょうけれども。
ですが、個人的には、動画を見るのでない限りは、無料Wi-Fi がなくても全く問題ありません。
僕は本家の IIJmioを利用していますが、無料Wi-Fi が利用できなくても十分です。
少しまえに、月の利用容量が増量して、最安プランでも月3GBまで使えますのでね。
以前は、スマホを使う時だけLTE通信をONにしていましたが、増量後は常時ONにしていても全然問題ないくらいです。
なので、それほど無料Wi-Fi にこだわりすぎる必要はないと思います。
参考リンク: BIC SIMカウンター - ビックカメラ
他社の即日MNP情報
OCNモバイルONE
IIJmioを除けば、かなり多いほうです。
対応店舗は、ヨドバシカメラ、ゲオ、エディオンの一部店舗。
「ゲオxOCN SIM」も合わせれば、全国16店舗です。
今後も増える予定のようですね。
楽天モバイル
渋谷と世田谷の2箇所に、「楽天カフェ」があります。
U-mobile
港区南青山に1店舗のみあります。
b-mobile
実は、ここもイオンモバイルカウンターでの即日MNPができます。
BIGLOBEやso-net等もあったりします。
ただ、品揃えが悪い店舗だと、SIMカードがなかったりして、取り寄せになることも。
僕がb-mobileに契約した時はそうでした (^_^;)
mineo
ここはちょっと特殊で、実店舗がなくても即日MNPできる数少ない格安SIMサービスです。
詳細は過去記事をどうぞ。
いろいろな格安SIMがあるけれど、やっぱりIIJmioがオススメ
僕も利用している IIJmioですが、品質に不満はまったくありません。
少なくとも、僕の住む北海道では非常にオススメです。
ただ、そんな IIJmioでも首都圏などでは、昼時にかなり遅くなるとの声も多く聞こえてきますので、NifMo や DMMモバイル、楽天モバイルなどの選択肢も良いとは思います。
でも、このあたりの事は時間をかけて詳しく調べないと、違いは分かりませんよね。
そんな時は、IIJmioにしておけば大きな間違いはないと思いますよ〜。
最後に、格安SIMの注意点を挙げておきます。
- 通信速度は、大手キャリアよりは遅いので、過度な期待は禁物。
- 手厚いサービスは受けられない。
- キャリアメールは使えない。
- テザリングは、基本的にはできない。(できる方法もあり)
- 使用するのが au端末ならば、利用できる格安SIMは「mineo」と「UQモバイル」のみ。
- ドコモ端末ならば、上記2つ以外はほぼ問題なし。
- ソフトバンク端末なら、新規に端末を用意する必要あり。
- SIMカードには3種類のサイズがあるので、使う端末に合った物を選ぶこと。
参考リンク: IIJmio
あとがき

しばらく動きのなかった格安SIM業界ですが、こんな事が始まってました。
地味ですが、確実にシェアを伸ばせる地盤ができましたね。
他社もがんばってほしい!
というところで、今日はここまで。
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