背景がボケた写真って、かっこいいと思いませんか?
1型以上のセンサーを積んだカメラなら、そういう写真が撮れます。
例えば、僕の持ってるコンデジ Panasonic LX100なら、こんなのが撮れます。
美味しそう〜。
色合いも綺麗だし、背景がボケているので料理が引き立ちます。
こういう写真が撮りたいから、コンデジを買ったんですよ、僕は。
でも、iPhoneカメラでも、結構いけるんですよ。
iPhoneで普通に撮ると
こんな感じになっちゃいます。
一気に、美味しそうじゃなくなっちゃいました。
暗いし、色のメリハリもない。
ちなみにこれ、「OneCam」という無音シャッターのカメラアプリで撮ってます。
無音なので店内でもとても使いやすいのですが、細かな設定ができない。
でも、
こんなドヨ〜ンとした写真でも、
アプリを使えばね。
結構なとこまでいけるんですよ。
このくらいまでは手直しができてしまいます。
色がくっきりして、背景もボケていい感じじゃないですか?
今日は、こういう事ができるアプリをご紹介します。
Tadaa SLR

基本はカメラアプリなんですけど、「背景をボカす」という点において、とにかく凄いアプリなんです。
やり方を簡単に説明していきます。
加工手順
①エリア選択
アプリを起動して、加工した写真を選択すると、上のような編集画面になります。
ここで、「ボカしたくない部分」を指でなぞると緑色になるのです。
修正したい場合は、下のメニューで「Erase」を選べば、消しゴムになりますので、右の写真のように、指でなぞった部分の選択を解除することができます。
あと、細かいことですが、下のメニューの「Edges」をOFFにしたほうが、狙った部分を選択しやすいです。
ONにすると、おおざっぱになぞっても、自動でそれっぽく選択してくれるのですが、精度があまり良くないので、OFFが使いやすいと思います。
選択が終わったら、右上の「Next」。
②範囲の設定
ボカし具合を設定する画面です。
下のメニューで「Circular(丸形)」か「Linear(グラデーション型)」かを選べます。
今回は丸形を選んでます。
「Aperture」は、ボケのレベルです。
右にスライドすればするほど、ボケが大きくなります。
でも、この設定だけだと、ボケてる部分と、ボケてない部分の境界線がくっきりしすぎていて、いかにも合成写真で不自然です。
なので、「Range」を変えます。
右の写真のように、右にスライドすればするほど範囲が大きくなり、自然なボケになります。
境界線が消えたでしょ?
右の写真では、白いラインは画面の外にいったので見えなくなってますが。
ちなみに、ボケの中心部をどこにするかも、タップひとつで好きな場所に設定できます。
今回は被写体が中心にあるので、特に変えていませんけれども。
ボケ具合が決まったら、右上の「Apply」。
③明るさ、コントラストなどを設定
最後に、色合いを設定します。
下のメニューから「Adjust」を選びます。
「Brightness(明るさ)」「Contrast(コントラスト)」「Saturation(彩度)」を設定できます。
料理写真の場合は、少し明るくして、コントラスト、彩度を少し上げれば、それっぽくなりますよ。
右上の「Save」で完成!
ポイントは、Rangeを広めにすること
僕は最初、よく分からないで使っていて、こんな写真になってました。
トレーと背景の境界が不自然ですよね。
アップにすると、特に分かります。
ほら。
これじゃ使えないわー、なんて思ったのですが、単に使い方が悪かっただけでした。
しっかりと、Rangeを広くすれば、綺麗なボケにできます。
このアプリの凄いところ
それは、フォーカスする場所とエリアを自由に決められるところです。
周りをボカすアプリは、他にもあるのですが、大抵は「写真の端のほうをボカす」くらいのが多いです。
例えば、こんな感じに。
こんな感じで、写真の中心にフォーカスが合った状態で、端のほうをボカすという感じ。
でも、いろいろ写真を撮ってると、必ずしも被写体を中心にしたいわけじゃないのですよ。
ちょっとズラして撮りたいことも、よくあるわけで。
結構すごいです、これ。
ぜひ一度使ってみてほしい
背景がボケた写真ってカッコイイですよ。
これね、一度やってみるといいです。
ただそれだけで、プロっぽい仕上がりになって、テンション上がりますから。
価格は480円と、少しお高めなアプリですが、カメラでやろうとすると、デジタル一眼や、高級コンデジが必要。
それを考えれば、十分アリだと思うのですが。
特に、料理写真を頻繁に撮る人には、ぜひ一度使ってみてほしいアプリです。

あとがき

こういうアプリがあると、iPhoneのカメラも捨てたものではないなぁと感じます。
コンデジが手元にない時は、とりあえず iPhoneで撮っておくことが増えそうです。
というところで、今日はここまで。