ソニーが、バンドに FeliCaを内蔵した腕時計を開発中とのニュース。
クラウドファンディングサイト「First Flight」で支援コースがあり、34,800円〜69,800円まで6コースあるようです。
出荷予定は、2016年3月以降。
これはなかなか楽しみな話です。
wena wrist | First Flight
製品名『wena wrist』
製品の特徴はおおよそこんな感じ。
- 見た目はアナログ腕時計そのまま。
- 時計本体ではなく、バンド部分に機構を搭載。
- 搭載機能は「FeliCa」「スマホ通知」「活動量計」の3つ。
- バッテリー持ちは、約1週間。
- LEDやバイブレーション搭載。
- FeliCaでは「iD」「QUICPay」「楽天Edy」等が利用可能。
- 対応OSは、iOSのみ。
- バンド部の防水性能はIPX5/7。
ほうほう、これはなかなか良さそうです。
時計本体はそのままに、バンド部にスマート機能を持たせているので、腕時計のデザインを邪魔せずにスマホと連携できます。
更に、現在のスマートウォッチで散々叩かれているバッテリーも、1週間もつらしい。
もっと言えば、iPhoneでもようやく「おサイフケータイ」をまともに使えるようになります。
厳密には、「おサイフケータイジャケット」というスマホケースがドコモから販売されていますが、これはスマホの厚みがかなり増してしまうので、実用性の点では疑問でした。
支援すれば、2016年3月以降に手に入る
価格は34,800円から(この価格での支援はすでにSOLDOUT)と、ちょっとお高めではありますが、おもしろい商品ではありますね。
ただ、個人的には今回はスルーです。
なぜなら、時計本体部がただのクォーツだから。
僕はアナログ時計なら、電波ソーラー一択なのですよ。
常に秒単位で時間が正確。しかもノーメンテナンスで。
これが大事。
時計本体だけ別の物に入れ変えられれば、また考えたのですが、公式サイトを見ると、ちょっと特殊な結合になってます。
惜しいなぁ。
こういう「専用タイプ」にしないで、どんな時計でも取り付けられるように汎用的にしてほしい。
このあたりが日本企業の悪しき風習に思えます。
汎用的にして、バンドだけで20,000円くらいだったら、飛びついたんですけどね。
でも、
ちょっと辛口のコメントを書いてしまいましたが、方向性としては間違ってないかも。
デザイン性を重視しつつ、最低限の機能のみ搭載する。
アナログタイプのスマートウォッチは他社でもあるようですが、日本ではなんといっても「FeliCa」が使えるのが大きい。
iPhoneが日本のためだけに「FeliCa」を搭載してくるとは考えにくいので、iPhoneでおサイフケータイを使おうと思ったら、この形がベストなんじゃないでしょうかね。
これはソニーしかできないことですので、今後の進化には大いに期待してしまう製品ですよ。
参考サイト: wena wrist - First Flight
あとがき

今回僕は支援しませんが、こういうのを仕掛けてくるあたり、なんだかんだいっても、さすがのソニーです。
日本企業の技術力って、やっぱり凄い。
というところで、今日はここまで。